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中国社会の最新事情を月2回、現地からリポート。1回は「中医学に基づく美容法、健康法」を北京から、もう1回は「流行の最先端」を上海からお伝えします。

2012年5月 9日

TITLE:北京で美しく、健康になる!――(3)現役俳優が教えてくれた健康法・美容法

今回は、2人の俳優さんに健康法・美容法を教えてもらいました。

120509_1.jpg◎趙永偉さん
1人目は、「国家一級俳優」という京劇界最高峰の称号を有する趙永偉さん。5歳から京劇の稽古を始めた趙さんは、梅蘭芳金賞など数多くの賞を受賞している京劇の名優です。その趙さんの健康を支えている奥さまにお話をうかがいました。

「主人は特別な健康法はしていませんが、食事は常に腹八分目を心がけ、また公演前の減量には徹底して気を配ります。減量時に、私から見て、ちょっと気が緩んでいるなと感じるときは声をかけますし、デザートや夜食には私も注意を払います。京劇俳優は40代にもなると声の質が落ちてくるものですが、主人は昔よりさらに声がよくなったとほめられるそうです。これは、飲酒もほとんどせず、喫煙もしないことで、喉が守られているからだと思います。

肌質は生まれつきよいそうですが、ふだんから水分を多く摂取し、乾燥に気をつけています。京劇の化粧品(油性)は質があまりよくないので、日本の歌舞伎俳優が使用しているものを取り入れたりして、肌に負担がかからないように工夫をしていますね」

120509_2.jpg素顔の趙さんは、たしかに白くて、きめ細かい肌をしています。

さて、趙さん主演の京劇を日本で観劇できるチャンスが来年あります。2013年9月から日本全国を巡演する予定です。お見逃しなく!



120509_3.jpg◎陳緑さん
もう1人は女優の陳緑さん。主演作品『失落之地』が今年2月のベルリン国際映画祭の短編部門にノミネートされ、話題になりました。女優という仕事柄、美意識が高く、美しくなるための努力は惜しみません。

陳さんが毎朝、必ず食べるというのがショウガ。「古代の中医師が毎朝、ショウガのスライス3枚を食べていたおかげで、80歳を過ぎても皮膚が丈夫で、顔の肌がきれいだったと聞き、毎朝食べています」とのこと。そして、美肌づくりと若さを保つために毎日ナツメ5粒を食べ、また休日は栄養バランスを考えた食事を3食ご自身で作っています。

美白効果があるとされるコメのとぎ汁で洗顔。通販で取り寄せた中国・東北地方の天然火山泥で顔パックを週3回して、毛穴の老廃物を除去。疲労回復と安眠のために足湯につかり、体を冷やさないように冷たい物は食べない。そして、ケーキなどの甘いお菓子は食べたくても我慢、食べるのは月1回だけ。特別な運動はしていないが、早歩きを心がける......。

120509_4.jpg陳さんの美容法で私が興味を持ったのはブタ肉のゆで汁。「楊貴妃が、美しさを保つために、ブタ肉のゆで汁を顔のパックと足湯に使用したという話を聞いたので、私も実践しています」。たしかに、ゆで汁に含まれるブタの脂はコラーゲンが豊富なので皮膚が潤いそうですが、とうの昔、楊貴妃が本当に実践していたのかは謎です。しかし、陳さんのきらめく肌を見ると少なからず効果があると思いました。

2012年4月25日

TITLE:東京ガールズコレクション@上海

120425_1.jpg昨年、北京で第1回が行われた東京ガールズコレクション(TGC)。今年は3月24日、日中国交正常化40周年の記念行事として、ここ上海(メルセデスベンツアリーナ)で盛大に行われました。

このコレクションは、20~30代の女子をターゲットとした、ファッションショーとアーティストライブが融合したもの。日本では2005年から開催されていて、毎年注目されていますね!

今回の主な出演者は、日本からは佐々木希さん、西山茉希さん、道端アンジェリカさんなど多数のモデルさんに加え、ライブパフォーマーのw-inds.、そして特別ゲストとして元首相の鳩山由紀夫氏も。中国からはトップモデルの張子萱さん、韓国からは女優のパク・シネさん、ライブパフォーマーのキム・ヒョンジュンさんなど。多数の有名人が集結し、まさに日中韓の共演でした。

120425_3.jpg当日は来場客にもおみやげが用意されていました。プロモーション用の洋服のカタログなどのほか、なんと実物の洋服も。サイズが合えばいいですけどね......。

最近では、日本のさまざまなブランドが中国に進出し、上海でも日本と同じファッションを取り入れることが可能になってきました。今回ステージで見られたブランドは、LIZ LISA、OLIVE des OLIVE、JILL STUARTなどで、ほかに子供服ブランドもありました。

『Oggi(今日风采)』『ViVi(昕薇)』『mina(米娜)』......。現在中国には、日本の雑誌の中国版が多数あり、上海っ子に人気があるようです。

120425_2.jpg場所が変われば、生活習慣も異なり、流行も違う。でも、素敵なもの、キレイなもの、かわいいものは女の子みんな共通して大好きですよね! 今の時代、インターネットの恩恵で、海外からのショッピングもすごく簡単。国境を越えて、オシャレを共有できるなんてすてきだと思いませんか?!
【取材:谷口 企】

2012年4月 9日

TITLE:北京で美しく、健康になる!――(2)頭皮のツボを意識して美髪に

乾燥気候の北京。特に冬は乾燥がひどくなるため、肌のかさつきが増すだけでなく、髪の水分も少なくなってパサつき、嫌な静電気が頻繁に起きます。

冬は静電気が原因で常に髪が逆立っている私に、同僚の李明慧さんがある日、シンプルな櫛(くし)をくれました。「これで髪をとかすと静電気が起きず、髪がキレイになります。頭皮にも良いらしいし、頭痛にも効果があるようですよ。私も毎日使っています。試してみてください」とのこと。さっそくその櫛で髪をとかしてみると......不思議と静電気がおさまりました。しかし、普段プラスチック製のブラシを使っている私は、その櫛でとかすと頭皮にちょっと痛みを感じます。

120409_1.jpg「水牛の角を加工して作った櫛ですよ」と李さん。なるほど! 角でできているから櫛の歯が硬く、頭皮に刺激が与えられて痛い感覚があったのです。水牛の角の櫛を愛用している李さんは、季節に関係なく髪がツヤツヤで、ぷるんとした潤いのある美髪です。洗髪後、髪にドライヤーを少しかけて半乾きの状態で約10分、頭皮に刺激を感じる程度の強さでとかしているそうです。

120409_2.jpg水牛の角の櫛は、日用雑貨店で約40元(約520円)で売られていると聞き、阜成門駅ビルの新世界商品交易市場へ探しにいきました。扱っている店が何軒かありました。店頭に並ぶ櫛のパッケージには次のように記されています。

伝統保健品の1つ。髪の乾燥、静電気を防止。頭部の血液循環が促進され、頭痛の治療にも。フケの発生をおさえ、白髪を防止し、美しい髪を育てる。頭部のツボ、経絡の流れに沿ってとかし、長期使用すれば病気予防の効果あり。

頭部のツボを意識しながら髪をとかせば、髪の乾燥改善や美髪になるだけでなく、健康維持の効果も期待できるということですね。水牛の角に含まれる、美髪に効果があるタンパク質は、とかすことで頭皮に一定量が吸収されるそうです。

髪をとかすコツは、額の髪の生え際から後ろへ、ゆっくり軽く、頭皮をマッサージするように。100回が目安です。李さんは「つげ櫛」も愛用しているとのこと。読者の皆さまは日本で入手しやすいつげ櫛をまずは試してみてはいかがでしょうか。

それでは頭部のツボを2つご紹介します。

●百会:両耳の先端を頭上で結んだ中央。気と血の調和、血液循環をスムーズにする
●四神聡:百会から前後左右に親指横幅くらい外側にある4カ所。気と血の滞りを防ぎ流れを良くする、脳の働きを高め、精神を安定させる

120409_3.jpgなんと、頭部のツボを一挙に押せるグッズを見つけました! 先ほどの新世界商品交易市場でも見かけましたが、私は秀水街市場で購入しました。頭頂部から側頭部にかけて、上下に押し引きして使います。周りから見たら、なんともおかしな光景ですね(笑)。