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江口洋子の華流エンタメ応援団
 

各メディアにて、中華圏エンタメ担当記者としてン十年のキャリアを持つプロデューサーえぐっちゃんこと江口洋子さんが、遂にスペースアルクにも参戦! 日々開催されている中華圏エンタメイベントでの裏情報や、中国語学習にも本格的に力を入れはじめたえぐっちゃんの奮闘ぶりを、紹介いたします!

2010年02月08日

TITLE:五月天(メイデイ)の阿信がMV監督!

台北レポートの第二弾です。
2月4日に、五月天(メイデイ)の阿信が監督するMVの撮影取材があるというので、行ってきました。
このMVは、台湾のバンド「Magic Power」がリリースしたアルバムの「時間倒轉」という曲で、日本のAV女優でタレントの蒼井そらがゲスト出演しています。でも、内容は剣道をモチーフにした健康的なものです。(^o^)

Magic Powerはギターの雷堡(レイバオ)、ベースの凱開(カイカイ)、ドラムの阿翔(アシャン)、そして台湾では珍しい男性ツインボーカルの廷廷(ティンティン)と嘎嘎(ガーガ)による6人編成。ヒップホップ、ファンク、そしてロックを融合させたミクスチャーサウンドで、アルバムをリリースしてキャンパスライブやサイン会を行い、多くの音楽ファンの心をつかみました。
五月天(メイデイ)の阿信は彼らの「時間倒轉」を聞いて感動し、彼らのためにMV制作を手伝いたいと申し出たそうです。この話を聞いたMagic Powerは驚きと緊張でいっぱいでしたが、うれしさは隠しきれず、阿信のサポートに感謝していると語りました。

0208mv-1th.jpg蒼井そらの起用は、話題性や違う世界とのクロスオーバーを狙ったもので、Magic Powerのメンバーが更に努力を重ねて良い成績を上げられるよう、激励の意味もこめられているということです。
そのため、会社は事前にメンバーにはこのことを知らせず、「ブリトニー・スピアーズをオファーしてキスシーンを撮る」などとあり得ない事を伝えていたようです。
そして撮影当日、現場で蒼井そらを見たメンバーは仰天。みんな一斉に携帯電話を出して写真を撮りまくったとか。

MVのストーリーは、幼なじみで一緒に成長した蒼井そらの笑顔を取り戻すために、Magic Powerの6人がタイムマシンを作るというもの。
監督の阿信は、「時間を戻すことはできないけれど、人間は自分で幸せをつかむことができる。努力して美しい新世界を作り上げること、彼らには音楽の力でそれを成し遂げて欲しいという希望をこめている。」という意図があるそうです。

0208mv-2th.jpgさて、MVの撮影場所となったのは、「市長官邸藝文沙龍」。ここは1940年に建てられた和洋折衷の住宅で、1996年から民間に開放されています。現在は音楽や戯曲、映画、撮影、美術、文学、各種アートの展示会場となっていて、カフェやホールもあります。
私たちマスコミの取材タイムは、ここの庭で剣道着を着て竹刀を持ったMagic Powerと蒼井そら、そして阿信が加わってのフォトセッション。剣道シーンの演出風景というものでした。
蒼井そらは、一昨年幕張で開催された「アジア海洋映画祭」で上映されたタイ映画「夏休み、ハートはドキドキ!」に出演したり、アジアにも進出。知名度が高いので、台湾のカメラマン達はうれしそうに彼女に注目。私は、もっぱら阿信を追いかけていました。(^o^)
0208mv-3%EF%BD%94%EF%BD%88.jpg阿信は、自身の経営する「STAYREAL」ブランドのスヌーピーが描かれた黒のTシャツで、おそらくノーメイクだったと思います。まぁ、監督ですからね。
でも、かっこよかったです。自ら竹刀を振って演技を付けたり、「もっと本気で打ち込め!」みたいなアクションをしていました。

五月天(メイデイ)作品以外での阿信の監督作品、どんな仕上がりになるのか、楽しみですね。

2010年02月01日

TITLE:縦貫線ファイナルコンサート in 台北アリーナ!

いま、台北に来ています。目的のひとつである、縦貫線(Super Band)のファイナルコンサートに行ってきました。
縦貫線(Super Band)とは、それぞれが台湾音楽シーンの時代を担ってきて、今なお様々な活動を続けている、台湾ポップスの土台を作ったともいうべき李宗盛(ジョナサン・リー)、羅大佑(ルオ・ダーヨウ)、周華健(エミール・チョウ)に、二世代くらい下の張震嶽(チャン・チェンユエ)が加わった4人のユニットです。
0201ayue_th.jpg昨年1月に、このメンバーで「縦貫線」というバンドを組み、1年という期間限定のコンサートを中心とした活動をすることが発表されました。
台北アリーナをスタートして世界各地52回のコンサートを開催、43億台湾元、日本円にすると約129億を稼ぎ出し、総数150万人を動員した縦貫線(Super Band)の最終公演「縦貫線世界巡回演唱會 2010終點站 in Taipei」が、1月29日と30日に行われました。

昨年3月のスタートを見ることができなかったので、この最終公演はなんとしても見なくては、と、発表されたらすぐにチケットを手配。台北にいる友人のおかげで、30日は最前列のど真ん中の席をゲットできました。けっこうなお値段なので、29日は2階席にして、2日間素晴らしい音楽世界を堪能しました。
羅大佑(ルオ・ダーヨウ)、李宗盛(ジョナサン・リー)、周華健(エミール・チョウ)に、張震嶽(チャン・チェンユエ)という名前を並べても、ご存じない方もいらっしゃるかも知れませんが、それぞれご紹介しているとたいへんなことになってしまうので、すみません、省略します。

0201lee_th.jpgとにかく、このメンバーが一緒にバンドを組んでコンサートを行うということが、台湾音楽史の“事件”と言っても過言ではありません。
ちなみに、「縦貫線」というバンド名は、メンバーの共通点が台湾の鉄道「縦貫線」に乗ったことくらい、というのが由来だそうです。なので、オープニングは疾走する列車、1年にわたる各地での映像が映し出され、台北駅に到着するCGも使った映像で始まり、その列車から4人が降りてくるという演出です。
会場は、暗くなった時から歓声が沸いて、4人が登場するとたいへんな騒ぎ。
私も、“この歴史的瞬間に、自分もいるのだ”と、興奮が抑えられませんでした。
4人の年齢を合わせると194才という、おやぢ達(張震嶽だけはまだ36才)のかっこよさは、キャリアと実力という内面から出るオーラだけでなく、少年のような情熱とおとなの男の色気が相まって、筆舌に尽くしがたいです。モノトーンの衣装が、また素敵!

0201ruoth.jpgステージでは、「縦貫線」としてリリースしたEPの曲、それぞれのソロパートで綴られるヒット曲・名曲の数々、ツアーを続ける中で作られた新曲も披露されて、ワクワクしたりうっとりしたり。このセットリストも、全ての公演で同じものはないそうです。
楽器は、全員のギターに、羅大佑(ルオ・ダーヨウ)はピアノとキーボードに加えて、今回は太鼓をたたきながら「東風」を歌うシーンもありました。私が大好きな「愛的箴言」は、キーボードの弾き語りで。
張震嶽(チャン・チェンユエ)はドラムスですが、彼が歌う「愛的初体験」の一曲だけ李宗盛(ジョナサン・リー)が担当。この時は、特に盛り上がりましたね。
李宗盛(ジョナサン・リー)は、「領悟」「愛的代価」などはもちろん、歌詞を提供した張信哲(ジェフ・チャン)のヒット曲「愛如潮水」を語るように歌いました。
周華健(エミール・チョウ)は、張震嶽(チャン・チェンユエ)の代表曲「愛我別走」を味わい深く聞かせ、お馴染みの「朋友」「花心」の時は観客も大合唱でした。

0201wakin_th.jpgコンサートも終盤に近づくと、感極まった李宗盛(ジョナサン・リー)が目を潤ませて周華健(エミール・チョウ)の肩に顔を埋め、エミールが「よしよし」というように頭に手をやるシーンもあり、思わずもらい泣き。李宗盛(ジョナサン・リー)はこんな重鎮でありながらすごくお茶目で、こんな涙を見せる少年のような姿を見せるので、数々の恋の戦績も納得です。途中で張震嶽(チャン・チェンユエ)が言っていましたが、前妻の朱衛茵も見に来ていたようです。(ちなみに、次の奥様は林憶蓮(サンディ・ラム)でした)
ラストナンバーは、4人で張震嶽(チャン・チェンユエ)の「再見」。
そして、中華圏ではお約束のアンコールという名の第二部ですが、「明天會更好」「真心英雄」「朋友」「S4」、エンディングは「出發了」で、大量の紙吹雪が舞い、4人は再び列車に乗り込んで幕が下りました。
最終日はアンコールは2回あり、曲の構成も少し変わりました。エンディングは、天井からおびただしい数の紅白の風船が舞い降りてきて、「出發了」を歌い終わって列車に乗り込む演出は同じです。
観客送り出しの映像は、このツアーを支えてきたスタッフたちが次々登場するもので、全体の構成も演出も、本当に素晴らしいコンサートでした。

この感動と興奮を蘇らせてくれるコンサートDVDのリリースを、切に願っています。